2025.06.08
日商1級出場お疲れ様でした。(分記法について)
本日の日商1級第170回の出場お疲れ様でした。
商業簿記・会計学の分野では企業結合・事業分離・連結といった構造問題について計算が出題されませんでした。
また、商業簿記においては、未着品売買について分記法が出題されています。分記法は、日本商工会議所が2021年3月19日に発出している「企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」等の適用にともなう商工会議所簿記検定出題区分表などの改定について」の2.「2021年度出題区分表」の改定事項により出題範囲から削除したことが明確に記載されています。これを引き継ぐ形で、2021年度適用の区分表「商業簿記・会計学」との変更箇所を示した区分表と2022年度から適用され続けている簿記検定試験出題区分表が、当期も適用されていると理解してます。すなわち、分記法は出題範囲外とされているはずです。
この理解に誤りがなければ、日本商工会議所におかれましては、当該部分は採点箇所に含めてはならないと考えています。
出場者の方々は、今後の日本商工会議所の見解に注意いただきたいと考えます。
とはいえ、他の問題の出来が良く、分記法といったサプライズを乗り越え、合格の実感がある我が会計部員が出たことに安堵しています。
発表日までどうぞリラックスいただきたく思います。
お疲れ様でした!